まっつんの婚活日記

売れ残り喪女、風俗嬢、高学歴、コミュ障、メンクイ

話し方を良くすべく、ボイトレ教室に通った婚活

カホコは話し方に抑揚がなく、棒読みだとよく周りから言われます。接客業やったことある?って人から言われます。一応あるっちゃあります。 ユーキャンに、話し方講座というものがあるらしく、勧められました。買ってやってみました。しかし、めんどくさいし楽しくないし、途中から全くやらなくなりました。しばらく放置した後、メルカリで売ったら、まあまあの値段で売れました。 ほかにも、パワフルヴォイスヴォーカルスクールという話し方と歌を教える教室に行ったことがあります。東京、名古屋、福岡にあるようです。 この話し方教室には長く通わせていただきました。栄にあり近いということと、通いなので行かなければならないという強制力が働き、きちんと定期的にレッスンを受けることになります。「どれくらいで変わりますか?」と初めに聞いたところ、「半年くらいかな」と返されました。 基本、一回30分のレッスンです。週に一回のレッスンを受けるというのが基本ですが、最後のほうには2週間に1回に変えました。そして最後にはレッスンの最後に「辞めます。」と言って終わりました。レッスンのほかにも自主的に練習したい人は教室内の空いている防音室に入り、一人で発声練習をする頑張り屋さんもいるようです。カホコはそこまで熱心にはなれませんでした。 まず初めに、体験レッスンを受けました。担当は、その時に空いている講師の方が割り当てられるようでした。当時下っ端の若い男性が担当でした。さわやか系それなりにイケメンの背の高い痩せすぎな若い男性でした。その先生に対して、かっこいいなと思う気持ちはありました。そんな下心のせいだけではありませんが、話し方が抑揚つくようになり、聞き取りにくい話し方が治るのであれば良いなと思い、通うことを決断しました。カホコには微妙に残っている吃音の悩みもあり、それも治ると良いなという希望も持っていました。その時ほかの歌をメインとした話し方教室もありましたが、ここはスタッフがみんな正社員で歌より話し方をメインにしている教室ということでこちらを選びました。 初めに体験レッスンをしてくださった先生が担当の先生となります。イケメンの先生にレッスンのたびに会えるので、ときめいた気持ちを毎回もってレッスンに臨んでいました。多少オシャレして化粧もきちんとしていきました。しかも毎回狭い防音室に二人っきりです。何もやましいことはありませんし、適度な距離を保ってレッスンをしていました。基本的に内容は発声練習です。腹式呼吸したり、舌の運動をしたり、母音の発声練習をしたり、早口言葉を練習したり、簡単な文章を抑揚つけて読む練習をしたりしました。かっこいい男性の前で嫁入り前の乙女が口を開けて舌を大げさに出し入れする訓練には多少恥ずかしさを感じていました。 訓練ばかりしているのではありません。雑談もしていました。カホコが先生に気があるから雑談しているのではありません。ほかの生徒とも雑談しているようで、ほかの生徒さんの話も先生の口から聞いていました。先生に愚痴ばかり話してくるサラリーマンの男性生徒さんもいらっしゃったようです。先生が話しやすいのでしょうね。通い出した当時は下っ端だった先生も、カホコが辞めるころには名古屋の先生の中でトップに君臨するくらい立派な先生になられたくらいです。評価は担当生徒さんの継続率も含むようでしたので、人気のある先生だったのでしょう。カホコは愚痴は言いませんでしたが、相談したりとか、雑談ばかりして終わるレッスンもありました。商売には”人”も大切なのでしょう。夏に、花火を見て温泉に行くために長野県に行くという話を聞いたとき、彼女がいるのかな、と思ったりしましたが、逐一聞きませんでした。当時は、彼女ではない可能性もあると思いましたが、いま改めて考えると、女以外に温泉と花火に男が行く理由ないなあと思います。きっと彼女いるのでしょう。 半年で変わると思いますと先生はおっしゃっていましたが、カホコ自身はまったく変わったなと思うことはありませんでした。レッスンもマンネリしてきましたが、先生のことが好き(異性としてに限局してない)でしたので、一年以上通っていました。でもさすがにもう行くのも無駄に感じてきたころ、カホコはレッスンの最後に「辞めます」宣言をしました。止めることもなく、あっさりと承諾されました。辞めるときにカホコはキャバレー花園で働きだしていました。レッスンの最後に、先生にキャバレーの割引チケットを渡し、「良かったら来てください」と言って帰りました。先生は、レッスン中は仕事上元気にしていますが、もともと根暗タイプだそうで水商売の店に行ったことがないそうです。結局、店には現れませんでした。 今もその教室のサイトを見ると、彼が載っています。名古屋校のトップの先生として頑張っているみたいです。夜が遅い仕事で、土日休みでないサービス業で大変ですが、好きな仕事でやりがいを持って頑張っているようです。活躍をお祈りします。